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魔力を宿す花

東方小説話 -魔力を宿す花-     原作:上海アリス幻樂団様  書いた人:GAZ

長かった冬が終り、幻想郷に春がやってきた。

これは、そんな季節の変わり目のとある一日の出来事。


「なぁアリス、暑いぜ。。」

いつもの元気は何処へやら自称、普通の魔法使い霧雨 魔理沙は

気怠そうにそんな事を漏らしていた。

「私だって暑いわよ。。」と、

涼しげな顔で話すのは森の人形師アリス・マーガトロイド。

「しかし、どう考えてもこの森の温度の高さは異常だろ。。」

2人は今、魔法の森の普段は足を踏み入れない奥地を歩いている。

この季節なら普通はここまで暑く無い筈だが。。

「まぁ、確かにこの温度といい湿度の高さは異常よね。でも、今回は散歩って訳じゃないんだからシャキッとしなさいよ。」

「はいはい、わかったよ。」適当にうなずいておく。

魔法の森の奥地をアリスと2人で歩いているのはちゃんとした理由があった。

「魔力が宿る花だっけか?」

「そう、一年に一度だけこの季節に咲く花らしいわ。その花は凄い量の魔力を宿しているみたいなの。今回は、それが目的。」

「まったく、うさん臭い話だぜ。話の出所はパチュリーってとこか?相変わらず仲がいいことで。」からかってみる。

「う、うるさいわね。貴女はただ私について来ればいいの。」

ノリが悪い。。

「ったく、これだから都会者の魔法使いは。。」

「何か言ったかしら?」

「いや、なんでもないぜ。」聞えない様に呟いた筈だがどうやら聞えていたらしい。

それから、暫く沈黙が続いたが気になった事があったので聞いてみることにする。

「なぁアリス、なんで私を連れて来たんだ?こんな美味しい話なら独り占めするのが普通だろ。」

「確かに、普通ならね。今回の貴女の役割は私の護衛ってところよ。報酬は平等分配なんだから文句はないでしょ?」

曰付きの花が目的で護衛が必要ということは、、。。皆まで言わない事にする。

「やっぱり、ついて来なければ良かったぜ。。」本当につくづくそう思う。

そして、また2人は口を閉ざした。


暫くして今度は視界が突然開けた。

「っ、これは。。」

「おいおい、デマじゃ無かったのかよ。」

2人の視界の先には当り一面の花畑が広がっていた。

「この森にこんな所が在ったなんて流石の私も知らなかったぜ。暇潰しの筈だったがとんだ発見だなこりゃ。」

苦笑気味の魔理沙を差し置いてアリスはとても嬉しそうに辺りを調べていた。

「魔理沙、ちょっとこっちに来て。」

どうやら目的の物が見つかったらしい。

それは、花畑の中に1ヶ所だけ淡く光っていた。

しかし、アリスはその場所よりかなり手前に立っていた。

「どうしたんだ?」そうたずねると

「あそこをよく見て。」というので目を凝らしてみた。

「妖精。。?」

よく見ないと分からなかったが、淡く光っている花の周りに手のひらほどの妖精達が沢山集まっていた。

すると、後ろから突然声がした。

「お2人さん、そこから先はいっちゃダメよ。妖精達が気付くから。」

2人が後ろを振り向くと案の定、風見幽香がいた。

「あれは、この幻想郷に花をもたらしてくれる妖精達、

あの子達は毎年ああやって花を咲かせる為の魔力をあの花から貰っているの。

それを邪魔する権利は誰にもないわ。

それでも、先に進むっていうなら私は容赦しないわよ?」

そう言って微笑んだ。

そういう事だったのか。。。

「いや、今回はあきらめるぜ。流石に幻想郷中を敵にしたくないんでね。」

「そうね、、確かに私達に摘み採る権利は無いみたい。」アリスも同意した。

「そう、分かってくれればいいの。それじゃあ、私は帰るわ。」幽香はそう言って帰っていった。

「んじゃ、私達も帰るか。」

「ちょっと待って、」

「おい。」と、口を挟もうとしたが遮られた。




「もう少し、もう少しだけ見てていいかしら?」

アリスが子供みたいにお願いしてくるのが少し面白かった。

「仕方ないな、少しだけだぜ。」


 
東方小説話   -魔力を宿す花- 
                   終。

ここまで、お付き合いしてくださった皆様ありがとうございました。
こういうSS的なものは初めて書いたのでうまく書けたか分かりませんが、
次はもっとまとまった話を書いてみたいです。

書いてる途中に聞いてた曲。

二色蓮花蝶
エニグマティクドール
恋色マジック
星の器
その他etc,

テーマ : 東方プロジェクト - ジャンル : ゲーム

コメント

No title

よく出来ていると思う

文章力のない俺がいっても効力が(ry

コメント返信

>蘭さん
読んでいただきありがとうございます^^
そう言ってもらえると嬉しいです。

これからも、頑張って書いていくので、
よろしくです^^
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